コラム|ビズブースト株式会社

リスティング広告とは?仕組み・媒体・メリットとデメリットをわかりやすく解説

作成者: 高野 大介(たかの だいすけ)|2025/12/18 2:08

検索結果の最上部に「スポンサー」と表示された広告を見かけたことはないでしょうか。リスティング広告とは、まさにあの枠に出る広告のことです。その規模は大きく、リスティング広告(検索連動型広告)の2025年の広告費は1兆2,814億円(前年比7.4%増)と、国内インターネット広告媒体費の38.7%を占める最大の広告種別になっています(出典:CARTA HOLDINGS・電通・電通デジタル・セプテーニ「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」・2026年8月参照)。それだけ多くの企業が「検索する見込み客との接点」に投資しているからこそ施策の候補にも挙がりやすいのですが、どんな仕組みで表示され、費用がどう決まるのかを社内に説明できず、調べ始めた方も多いのではないでしょうか。

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示され、クリックされたときだけ費用が発生します。「クリック課金は青天井に膨らむのでは」「掲載順位は予算の大きい会社が独占するのでは」と感じるかもしれませんが、その印象は、仕組みを知ると変わります。

この記事では、BtoB企業の営業・マーケティング担当の方に向けて、リスティング広告の定義と検索結果での見え方、費用と掲載順位が決まる仕組み、主な媒体、メリットとデメリットを解説します。読み終えるころには、リスティング広告が何かを自分の言葉で説明でき、次に何を調べればよいかも見えてきます。まずは一言での定義から確認しましょう。

リスティング広告とは?検索結果に連動して表示される「検索連動型広告」

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果画面に表示される広告のことです。検索した言葉に合わせて表示される広告が変わるため、「検索連動型広告」とも呼ばれます。

たとえば「勤怠管理 システム」と検索すると、勤怠管理システムを提供する各社の広告が検索結果に並びます。「探している人の目の前にだけ出る」ことが、他の広告にはない特徴です。まずは、検索結果のどこにどう表示されるのか、呼び名のバリエーション、検索した言葉に連動する理由の3点から押さえましょう。

検索結果画面のどこに、どのように表示されるのか

リスティング広告は、自然検索(通常の検索結果)よりも上、場合によっては下の枠に表示されます。広告の枠には「スポンサー」というラベルが付き、自然検索と見分けられるようになっています。

1つの広告は、見出し・説明文・表示URLで構成されます。見た目は自然検索の結果とよく似ていますが、「スポンサー」ラベルの有無で区別できます。ふだんの検索で「どこまでが広告か」を意識して見てみると、このあとの仕組みの話を具体的にイメージしやすくなります。

検索連動型広告・PPC広告との関係(別名の整理)

検索連動型広告はリスティング広告の言い換えとして使われます。一方、PPCはPay Per Clickの略で、クリック課金を意味します。PPCはリスティング広告だけでなく、さまざまな広告で使われる課金方式です「検索連動型広告」は、検索したキーワードに連動して表示されるという表示の仕組みに由来する、正式な言い換えです。一方「PPC広告」は、Pay Per Click(ペイ・パー・クリック)の略で、クリックされた分だけ支払うという課金方式に由来する呼び名です。資料や代理店の提案書でどの呼び名が出てきても、同じ広告のことだと理解して問題ありません。

なぜ検索したキーワードに連動して表示されるのか

検索した言葉に合った広告が出るのは、広告主が「どの検索キーワードに対して広告を出すか」をあらかじめ指定して出稿しているからです。

たとえば、勤怠管理システムを販売する企業が「勤怠管理 システム」というキーワードを設定すると、そのキーワードとユーザーが実際に検索した言葉(検索語句)がマッチングされ、関連性が高いと判断された場合に広告の表示候補になります。

自社の見込み客が検索しそうな言葉を選んで指定することが、リスティング広告の出発点です。

では、表示候補になった広告の中から、掲載の順位と費用はどう決まるのでしょうか。次の章がこの記事の中核です。

リスティング広告の仕組み|費用と掲載順位はどう決まるのか

結論から言うと、費用はクリックされたときにだけ発生し、掲載順位は入札単価と広告の品質などから算出される「広告ランク」のオークションで決まります。つまり、掲載順位も費用も、予算の大きさだけで決まるものではなく、広告主が自分でコントロールできる変数なのです。

この章では、クリック課金の仕組み、オークションと広告ランク、そして「入札額が高くても順位が上とは限らない」「費用は青天井にならない」という2つの事実を順に説明します。

クリック課金:表示されただけでは費用はかからない

リスティング広告の費用は、広告がクリックされた時点で発生します。検索結果に表示されただけでは、費用はかかりません。

Googleの公式ヘルプでも、クリック課金は広告のクリックに対して料金を支払う仕組みと定義されており、1クリックあたりに支払う上限額(上限クリック単価。管理画面では上限CPCとも表記されます)を広告主が設定し、それを超える請求は発生しないと明記されています(出典:Google広告ヘルプ「クリック単価(CPC)」・2026年8月参照)。

前の章で触れた「PPC広告」という別名は、このクリック課金(Pay Per Click)に由来します。表示は無料で、クリックに課金される。この原則をまず押さえてください。なお、1クリックあたりの金額の目安は商材やキーワードによって大きく変わるため、この記事では扱わず、費用相場の記事に譲ります。

掲載順位はオークションと「広告ランク」で決まる

掲載順位は、検索が行われるたびにその場で実施されるオークションで決まります。オークションで比較されるのは入札額そのものではなく、入札単価や広告の品質などから算出される「広告ランク」です(出典:Google広告ヘルプ「オークション」、同「広告ランクについて」・2026年8月参照)。

ここでいう品質とは、検索した言葉と広告の関連性や、クリックした先のページ(遷移先ページ)が役に立つかどうかといった、「検索した人にとって良い広告かどうか」の評価です。管理画面では「品質スコア」という指標で目安を確認できます。広告ランクの算出にはこのほかにも複数の要素がありますが、初めに押さえるべきは「入札単価」と「品質」の2つで十分です。

この構造はGoogleだけのものではありません。Yahoo!広告でも、入札価格と広告の品質などで構成される「オークションランク」に基づいて掲載順位が決まる、同じ考え方が採られています。

入札額が高くても、順位が上とは限らない

広告ランクの仕組みから導かれる重要な事実が、「入札額が高いほうが必ず上に出るわけではない」ということです。

単純化した仮の数値例で考えてみましょう(説明のための仮定であり、実際の算出方法や金額水準を示すものではありません)。A社は入札単価120円で品質の評価が高く、B社は入札単価200円で品質の評価が低いとします。広告ランクが「入札単価×品質」で決まるなら、入札額で劣るA社の広告ランクがB社を上回り、A社が上位に掲載されることが起こりえます。

これは仮の例ですが、構造は公式仕様のとおりです。LINEヤフーの公式ヘルプにも「広告の品質が高いと判断された広告は、入札価格が低く設定されていても上位に掲載される可能性があります」と明記されています(出典:LINEヤフー広告ヘルプ「掲載順位の決定方法」・2026年8月参照)。

つまり、掲載順位は広告の品質を高める工夫しだいで動かせるということです。お金だけで買うものではありません。「予算の大きい会社には勝てない」と検討をやめる前に、この構造を知っておく価値があります。

費用は青天井にならない:予算の上限は自分で決められる

もう1つの誤解が、「クリックされた分だけ、費用が無限に膨らむのではないか」というものです。実際には、1日に使う広告費の上限(1日の平均予算)を広告主が自分で設定でき、いつでも変更できます(出典:Google広告ヘルプ「1日の平均予算について」・2026年8月参照)。

予算の上限に近づくと広告の表示は自動的に抑えられるため、想定を大きく超えて費用が発生し続けることはありません。先ほどの上限クリック単価とあわせて、「1クリックにいくらまで」「1日にいくらまで」の両方を自分で決められる、と理解しておけば十分です。

では、実際にいくらに設定すべきか。それは商材の単価や獲得したい件数によって変わります。

参考:リスティング広告の費用相場は月20万〜50万円|目標商談数から逆算する適正予算の決め方

リスティング広告の主な媒体:Google広告とYahoo!広告

リスティング広告を出稿できる主な媒体は、Google広告・Yahoo!広告・Microsoft広告の3つです。それぞれの特徴を押さえたうえで、BtoB企業がどこから始めるべきかを考えます。

媒体 広告が表示される検索面 種類
Google広告 Google検索 国内シェア最大。多くの企業の最初の選択肢
Yahoo!広告
(検索広告)
Yahoo! JAPAN検索 LINEヤフーが運営。ポータル利用者に接触
Microsoft広告 Bing(Edge標準の検索) 2022年に国内提供開始。業務用PC経由の検索に強み

Google広告

Google広告は、Google検索の結果画面に出稿できる媒体です。統計サービスStatcounterの公開データ(同社の計測ネットワーク上のページビューを基準とした統計)によると、2026年7月時点の日本の検索エンジンシェアはGoogleが59.73%と最大で、Bingが32.07%、Yahoo!が6.55%と続きます(出典:Statcounter「Search Engine Market Share Japan」・2026年8月参照)。なお、BingがYahoo!を上回っているのは、Windows標準ブラウザEdgeの初期設定の検索がBingで集計されるためです。

検索の利用が最も多い分だけ広告の表示機会も多く見込めるため、Google広告は多くの企業にとって最初の選択肢になります。

Yahoo!広告(検索広告)

Yahoo!広告(検索広告)は、LINEヤフーが運営する媒体で、Yahoo! JAPANの検索結果に広告を表示できます。掲載順位や課金の基本的な考え方は、Google広告と共通の構造です。

検索シェアではGoogleに差をつけられていますが、Yahoo! JAPANはニュースなどのポータルサービスとあわせて使われており、Googleとは異なる利用者に接触できる可能性があります。どちらの利用者に自社の見込み客が多いかは商材によって異なるため、実際に配信して確かめるのが現実的です。

Microsoft広告

Microsoft広告は、検索エンジンBingの検索結果などに出稿できる媒体で、日本では2022年5月31日に提供が始まりました(出典:Microsoft News Center Japan「Microsoft Advertising 日本での展開について」・2026年8月参照)。

先ほどのシェア統計でBingが3割を超えていたことが示すとおり、業務用PCに多いWindowsとEdgeの組み合わせでは、調べものがBing経由になる場面が一定あると考えられます。日中の業務時間帯に検索されるBtoB商材とは相性がよい可能性がありますが、これは私たちの仮説を含む見立てです。優先度としては、Google・Yahoo!のあとの検討で問題ありません。

BtoB企業はどの媒体から始めるべきか

まずGoogle広告から始め、成果と予算に応じてYahoo!広告・Microsoft広告へ広げていく順序が一般的です。私たちの支援経験でも、検索面の広さと表示機会の多さから、Google広告を起点にするケースがほとんどです。

理由はシンプルで、限られた予算と運用の手間を、最も検索が発生している場所に集中させたほうが、成果の検証が早く進むからです。1つの媒体で「どのキーワードで問い合わせが取れるか」が見えてから他の媒体へ広げれば、無駄な分散を避けられます。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは、大きく4つに整理できます。(1)「いま探している」顕在層に届く、(2)出稿すればすぐ表示される、(3)予算・配信を自分でコントロールできる、(4)効果を数値で計測できる、の4点です。それぞれ、BtoB企業にとってどのような意味を持つかとあわせて見ていきます。

「いま探している」顕在層に届く

リスティング広告の最大の特徴は、「検索する」という能動的な行動を取っている人に広告を届けられることです。広告が表示されるのは、そのキーワードをいままさに調べている人だけです。

BtoB商材の場合、これは「課題が顕在化した担当者に、情報収集のその瞬間に接触できる」ことを意味します。展示会やテレアポのように接点を広く持ってから見込み客を探すのと違い、すでに探している人から接点が始まる点が、営業活動の効率に直結します。

出稿すればすぐ表示される(即効性)

リスティング広告は、出稿して媒体の審査を通過すれば、すぐに検索結果への表示が始まります。検索結果の上位に表示されるまで時間のかかるSEOと違い、施策の開始から見込み客の目に触れるまでが短い施策です。

始めてから成果検証までを速く回せるため、「まず小さく試して判断したい」というBtoB企業の検討の進め方にも合っています。

予算・配信を自分でコントロールできる

仕組みの章で見たとおり、1クリックあたりの上限額も1日の予算上限も、広告主が自分で設定できます。加えて、配信の停止・再開や、出稿するキーワードの追加・除外も、管理画面からいつでも操作できます。

BtoB企業にとっては、「小さく始めて、結果を社内に示しながら段階的に広げる」という進め方ができることが大きな利点です。投資を最小限に抑えたい経営層への説明とも両立させやすい施策だといえます。

効果を数値で計測できる

リスティング広告では、広告が何回表示され、何回クリックされ、そこから問い合わせなどの成果が何件生まれたかを、管理画面の数値で確認できます。

効果が数値で見えることは、BtoB企業では特に重要です。「広告に出した費用で何が起きたか」を事実で報告できるため、稟議や継続判断の材料になり、感覚的な議論を避けられます。

リスティング広告のデメリット・注意点

一方で、リスティング広告には注意すべき点もあります。(1)クリック単価は競争で上がる、(2)成果を出し続けるには運用の手間がかかる、(3)広告を止めると流入も止まる、(4)テキスト中心で認知拡大には向かない、の4点です。いずれも「だからどうするか」とセットで理解すれば管理できるものです。最後に、自社の商材が向いているかを判断する軸も整理します。

クリック単価は競争で上がる

クリック単価は固定ではなく、オークションの競争で変動します。同じキーワードに出稿する広告主が多いほど競争が激しくなり、1クリックあたりの費用は上がりやすくなります。

だからこそ、どのキーワードにいくらまで使うかという予算設計が重要になります。人気キーワードでの正面勝負を避け、自社の見込み客に絞ったキーワードを選ぶことでも、競争の影響は和らげられます。

成果を出し続けるには運用の手間がかかる

リスティング広告は、出稿して終わりの施策ではありません。検索のされ方や競合の出稿状況は変わり続けるため、出しっぱなしでは成果が徐々に落ちていきます。キーワードや広告文の見直しといった、継続的な運用が前提の施策だと考えてください。

参考:リスティング広告運用代行とは?費用相場・業務範囲・代理店の選び方

広告を止めると流入も止まる

リスティング広告の流入は、広告を止めた瞬間にゼロになります。掲載枠を費用を払って確保している以上、支払いを止めれば枠もなくなるからです。

この性質は、コンテンツが資産として蓄積し、公開後も流入を生み続けるSEOと対照的です。即効性のあるリスティング広告と資産型のSEOは、補完の関係で捉えるのが現実的な考え方です。両者の違いは後の章で整理します。

テキスト中心で、認知拡大には向かない

リスティング広告は検索に連動する仕組み上、そもそも検索されていない商材や、商品を知らない潜在層への認知獲得には向きません。検索が発生しなければ、表示の機会そのものがないからです。

まだ知られていない新しいコンセプトの商材を広めたい場合や、幅広い層に社名・製品名を覚えてもらいたい場合は、Webサイトやアプリの広告枠に表示するディスプレイ広告など、別の手法の領分になります。

向いている商材・向いていない商材(判断軸)

ここまでのメリットとデメリットを踏まえると、自社の商材がリスティング広告に向いているかは、次の3点で判断できます。私たちが支援の現場で見てきた限り、どれか1つだけでなく、3点セットで確認することが大切です。

  • 顕在的に検索されるニーズがあるか:課題や解決策が、すでに言葉になって検索されているか
  • 1件の価値が見合うか:獲得した問い合わせ・商談の価値が、クリック費用の積み重ねに見合う単価・利益構造か
  • 受け皿があるか:クリックした人を受け止める遷移先ページと、問い合わせに対応する体制があるか

たとえば単価の高い業務システムは、検索ニーズがあり1件の価値も大きいため、向きやすい商材です。逆に、まだ誰も検索していないほど新しい概念の商材は、(1)を満たさないため向きません。

判断に迷いやすいのが、検索数の少ないBtoB商材で(1)(2)が成り立つかどうかです。この成立条件の考え方と成果の出し方は、次の記事で詳しく解説しています。

参考:BtoBリスティング広告とは?BtoCとの違いと成果につなげる4つの設計要件

リスティング広告とSEO・ディスプレイ広告の違い

検討を進めると、「SEOと何が違うのか」「ディスプレイ広告とどちらがよいのか」という疑問が出てきます。結論から言うと、これらは優劣ではなく役割の違いであり、目的に応じた使い分け・併用が前提です。

項目 リスティング広告 SEO(自然検索) ディスプレイ広告
掲載場所 検索結果の広告枠 検索結果の自然検索枠 Webサイト・アプリの広告枠
費用のかかり方 クリックごとに課金 掲載自体は無料(制作・改善の工数はかかる) 表示やクリックに課金
即効性 出稿後すぐ表示 上位表示まで時間がかかる 出稿後すぐ表示
主に届く層 いま検索している顕在層 いま検索している層 まだ探していない潜在層

SEO(自然検索)との違い

SEOとリスティング広告は、同じ検索結果画面の別の枠を狙う施策です。SEOはコンテンツの評価によって自然検索枠での上位表示を獲得する施策で、リスティング広告は広告枠を費用で確保する施策です。

社内で「SEOならタダなのに、なぜ広告費を払うのか」と聞かれたら、こう答えられます。SEOも記事やサイトの制作に費用と時間がかかるうえ、上位に表示される保証はありません。リスティング広告は費用がかかる代わりに、検索結果の広告枠に、比較的早く掲載する機会を得られます。かかるコストの種類と、成果が出るまでの時間が違うのです。

両者は奪い合う関係というより、即効性の広告と資産型のSEOを組み合わせて使うのが一般的です。検索エンジンマーケティング全体での考え方は、「SEMとSEOの違いとは?SEM広告の仕組みと実行ステップも解説」で解説しています。

ディスプレイ広告との違い

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に、画像などの形式で表示される広告です。「いま探している人」に検索面で届くリスティング広告に対し、ディスプレイ広告は「まだ探していない人」にサイト面で届きます。

顕在層からの問い合わせ獲得はリスティング広告、潜在層への認知づくりはディスプレイ広告、と役割で使い分けるのが基本です。デメリットの章で触れた「認知拡大には向かない」という弱点を補うのが、ちょうどこの手法にあたります。

参考:ディスプレイ広告・リスティング広告・バナー広告の違いと使い分け

まとめ:リスティング広告の基本と、次に調べること

最後に、この記事の要点を3つに絞って振り返ります。

  • リスティング広告とは、検索キーワードに連動して検索結果に表示される、クリック課金型の広告
  • 掲載順位は入札額だけでは決まらず、広告の品質しだいで、予算が小さくても上位を狙える
  • 費用には1クリックの上限も1日の上限も設定でき、青天井にはならない

上長への説明には、「いま検索している見込み客に、予算の上限を決めたうえで予算を管理しながらアプローチできる広告」という一言が使えるはずです。掲載順位も費用も自分でコントロールできる変数だと押さえておけば、「予算で勝てないのでは」「費用が膨らむのでは」という議論に答えられます。

始めるために必要なのは、媒体の広告アカウントと、広告のクリック先になるWebページです。

参考:リスティング広告のやり方|配信開始まで9ステップの手順と所要日数・工数の目安

リスティング広告が自社に合う施策かどうか、SEOと広告のどちらから手をつけるべきかは、商材と体制によって変わります。判断に迷う場合は、外部の専門家と壁打ちしながら整理するのも1つの方法です。

ほかのWeb広告との比較は「Web広告の種類と選び方」をご覧ください。

仕組みが分かったら、次は「自社で始めるか」を決める

リスティング広告の仕組みが分かると、次は「自社の商材で成り立つか」「いくらかけるか」「誰が運用するか」を決める段階です。「BtoBリスティング広告 始める前の判断基準集」は、始める前に決めることを9つの判断に分け、決める順番と判断基準をまとめた資料です。各章のミニワークを埋めていくと、上司に出せる計画書1枚ができあがります。

<この資料でできること>

  • 始める前に決める9つの判断と、決める順番が分かる
  • 直近の受注5件から、自社の商材で成り立つかを3つの軸で判定できる
  • 「なぜその金額なのか」「途中でやめられるのか」など、上司から出る質問への答えをそろえられる