コラム|ビズブースト株式会社

【Slack活用ラボ】第1回:Slackのライセンス体系を整理する

作成者: 山本 孝夫(やまもと たかお)|2026/09/16 5:24

 

 

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Slackのライセンス体系を整理する

プロからビジネスプラスに上がると何が変わる?

社内で利用しているSlackのライセンスが、プロからビジネスプラスに上がりました。

せっかく利用できるプランが変わったので、これまで使っていたSlackと何が違うのか、実際に機能を試しながら整理していきたいと思います。

Slackというと、日々のチャットやチャンネルでのやり取り、ファイル共有、ハドルミーティングなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

一方で、Slackにはプランごとに利用できる機能の違いがあります。
特に最近では、SlackbotやAI機能、外部サービス連携、canvas、リストなど、単なるチャットツールにとどまらない使い方も広がっています。

そこで本連載では、プロからビジネスプラスに上がったことをきっかけに、Slackの機能を実際に触りながら、業務でどのように使えるのかを試していきます。

第1回となる今回は、まずSlackのライセンス体系を整理し、プロとビジネスプラスで何が変わるのかをメインに確認します。

Slackにはどのようなプランがあるのか

Slackには、主に以下のようなプランがあります。

・フリー

・プロ

・ビジネスプラス

・Enterprise プラス

フリープランは、小規模な利用や試用に向いたプランです。
Slackをまず使ってみたい場合や、少人数で基本的なコミュニケーションを行う場合に利用しやすいプランです。

プロプランは、チームでSlackを本格的に利用するための有料プランです。
メッセージやファイルの履歴を継続的に確認したり、ハドルミーティング、canvas、リスト、ワークフローなどを活用したりできます。

ビジネスプラスは、プロプランの機能に加えて、AI機能や管理機能をより活用したい組織向けのプランです。
Slack上の情報検索や要約、外部サービスとの連携、シングルサインオンなど、より組織的にSlackを使うための機能が含まれます。

Enterprise プラスは、大規模組織や高度な管理・セキュリティ要件がある企業向けのプランです。
複数ワークスペースの管理や、より高度な統制が必要な場合に検討されるプランです。

今回の連載では、社内でプロからビジネスプラスに上がったことを前提に、特に「現場でどのような使い方ができるのか」に注目していきます。

ライセンス費用の違い

プランの違いを考えるうえでは、機能だけでなく費用も気になるところです。

Slack公式サイトでは、本記事執筆時点(2026年9月)で、プロプランは年払いの場合、1アクティブユーザーあたり月額 US$7.25、月払いの場合は月額 US$8.75 と案内されています。ビジネスプラスは、年払いの場合、1アクティブユーザーあたり月額 US$15、月払いの場合は月額 US$18 と案内されています。

プラン 年払い 月払い
フリー US$0 US$0
プロ US$7.25 / アクティブユーザー / 月 US$8.75 / アクティブユーザー / 月
ビジネスプラス US$15 / アクティブユーザー / 月 US$18 / アクティブユーザー / 月
Enterprise プラス 要問い合わせ 要問い合わせ

年払いで比較すると、プロとビジネスプラスの差額は、1アクティブユーザーあたり月額 US$7.75 です。
月払いで比較すると、差額は1アクティブユーザーあたり月額 US$9.25 です。

たとえば、50名で利用している場合、年払いベースでは月額差額が US$387.50、年間では US$4,650 になります。
100名で利用している場合は、月額差額が US$775、年間では US$9,300 です。

もちろん、実際の費用は契約形態、為替、販売経路、キャンペーン、既存契約条件などによって変わる可能性があります。
そのため、正確な金額はSlack公式サイトや契約先で確認する必要があります。

ただ、費用感としては、プロからビジネスプラスに上がることで、一定の追加コストが発生します。
その追加コストに対して、AI機能、外部サービス連携、管理機能などをどれだけ業務に活かせるかが重要になります。

単に「上位プランになったから使う」のではなく、日々の業務でどのような時間短縮や情報共有の改善につながるのかを確認していきたいと思います。

フリープランと有料プランの大きな違い

まず押さえておきたいのが、フリープランと有料プランの違いです。

フリープランでも、チャンネルでのやり取り、DM、ファイル共有、音声クリップや動画クリップなど、基本的なコミュニケーションは利用できます。

ただし、フリープランではメッセージやファイル履歴の参照に制限があります。
過去のやり取りを後から確認したい場合や、チームのナレッジとしてSlackの履歴を活用したい場合には、有料プランの方が使いやすくなります。

Slackは、日々の会話がそのまま業務の履歴になります。

「以前この件について誰が何と言っていたか」
「お客様対応の方針はどこで決まったか」
「過去に似た問い合わせがあったか」
「会議前に関連するやり取りを確認したい」

こうした場面では、過去のメッセージやファイルを検索できることが重要です。

そのため、Slackを単なるリアルタイムのチャットとして使うだけでなく、業務情報の蓄積場所として活用したい場合、有料プランのメリットは大きくなります

プロプランでできること

プロプランでは、チームでSlackを日常的に使うための基本機能がそろっています。

たとえば、以下のような機能です。

・メッセージおよびファイル履歴の利用
・ハドルミーティング
・canvas
・リスト
・ワークフロー
・外部の人との連携
・カスタマイズ可能なサイドバーセクション

これらの機能があることで、Slackは単なるチャットツールから、日常業務を進めるための場所に近づきます。

たとえば、ハドルミーティングを使えば、ちょっとした相談や確認をすぐに音声で行えます。
canvasを使えば、チャンネル内のルール、議事録、手順、メモなどを残せます。
リストを使えば、タスクや確認事項をSlack内で管理できます。
ワークフローを使えば、定型的な依頼や通知を自動化できます。

つまり、プロプランの時点でも、Slackを業務の中心に近づけるための機能はかなりそろっています

実際、日々のコミュニケーション、簡単な会議、情報共有、タスク整理であれば、プロプランでも十分に便利に使えます。

ビジネスプラスで注目したいこと

では、プロからビジネスプラスに上がると、どのような点に注目すればよいのでしょうか。

今回の連載では、特に次の3つに注目したいと思います。

1つ目は、SlackbotやAI機能を使った情報活用です。

Slackには、日々多くの会話やファイルが蓄積されます。
その情報を人が検索して探すだけでなく、Slackbotに質問したり、要約を確認したりすることで、必要な情報にたどり着きやすくなります。

たとえば、長いチャンネルのやり取りを要約したり、過去の会話から関連する情報を探したり、会議前に必要な内容を確認したりする使い方が考えられます。

2つ目は、外部サービスとの連携です。

Slackは、Salesforce、Google Workspace、Tableauなど、さまざまな業務ツールと連携できます。
連携することで、Slack上で情報を確認したり、チャンネル内で共有したり、場合によってはSlackからアクションを実行したりできます。

たとえば、Salesforceの商談情報をSlack上で確認する、Google Drive上の資料を探す、Tableauの指標を確認する、といった使い方です。

3つ目は、組織としてSlackを使いやすくするための管理機能です。

ビジネスプラスでは、シングルサインオンやプロビジョニングなど、ユーザー管理やアクセス管理に関する機能も強化されます。
ただし、今回の連載では、管理者向けの専門的な設定には深く入りません。

まずは、現場で使いやすい「Slackbot × 外部サービス連携」を中心に、実際に触ってみて便利だった点や注意点を紹介していきます。

Slackbotは「通知bot」から「情報活用の入口」へ

Slackbotというと、以前は自動応答やリマインダー、通知のイメージが強かったかもしれません。

もちろん、今でもSlackbotは通知やリマインダーの場面で活用できます。
しかし、最近のSlackでは、Slackbotがより業務情報にアクセスするための入口として使えるようになってきています。

たとえば、Slack内の会話をもとに質問したり、特定のチャンネルの内容を要約したり、連携した外部サービスの情報を確認したり操作したりする使い方が考えられます。

これまでであれば、情報を確認するために複数のツールを開く必要がありました。

Salesforceを開いて商談情報を確認する。
Google Driveを開いて資料を探す。
Tableauを開いてダッシュボードを見る。
Slackに戻ってチームに共有する。

このような行き来が多いと、ちょっとした確認にも時間がかかります。

Slackbotや外部サービス連携をうまく使えば、Slackで会話している流れの中で、必要な情報を確認しやすくなります。

もちろん、すべての業務がSlackだけで完結するわけではありません。
詳細確認や正式な更新は、それぞれの元システムで行う必要がある場面もあります。

それでも、日々の確認や情報共有の入口としてSlackを使えるようになると、業務の進め方はかなり変わるはずです。

今後はまずSalesforce連携を試してみます

今回の記事では、Slackのライセンス体系と、プロからビジネスプラスに上がったことで注目したいポイントを整理しました。

次回は、実際にSalesforce連携を試してみます

SalesforceとSlackを連携すると、Slack上で商談や取引先などの情報を確認したり、チャンネル内で共有したりできるようになります。
さらに、Slackbotを使うことで、Salesforceの情報を会話の中で確認できる可能性があります。

たとえば、次のような使い方を試してみる予定です。

・SlackbotにSalesforceの情報を聞いてみる
・商談や取引先の情報をSlack上で確認してみる
・Slackbotを使ってSalesforceのレコードを作成してみる
・使ってみて便利だった場面や注意点を整理する

SlackとSalesforceの連携は、Salesforceを日常的に使っている企業にとって、特に業務イメージが湧きやすいテーマだと思います。

次回は、実際に触ってみた感想を交えながら、SlackbotとSalesforce連携で何ができるのかを紹介します。

まとめ

Slackには、フリー、プロ、ビジネスプラス、Enterprise プラスといったプランがあります。

フリープランでも基本的なコミュニケーションはできますが、メッセージやファイル履歴の活用、canvas、リスト、ワークフローなどを使うには、有料プランの方が適しています。

プロプランでは、チームでSlackを本格的に使うための基本機能がそろっています。
一方、ビジネスプラスでは、AI機能、外部サービス連携、管理機能などをより活用しやすくなります。

今回の連載では、管理者向けの細かな設定ではなく、まずは現場目線で「実際に使うと何が便利なのか」を試していきます。

次回は、Salesforce連携をテーマに、Slackbotでどのような情報確認や共有ができるのかを見ていきます。

※本記事の価格情報は執筆時点のSlack公式サイト掲載内容をもとにしています。実際の費用は契約形態、為替、販売経路、キャンペーン、既存契約条件などによって異なる場合があります。最新情報はSlack公式サイトまたは契約先にご確認ください。