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「Spring’24」 Account Engagement 4つのアップデートをご紹介! SalesforceリリースノートColumn

2024.03.06

「Spring’24」 Account Engagement 4つのアップデートをご紹介! Salesforceリリースノート

2024年2月13日に
Account Engagementの機能がアップデートされました。
今回アップデートされた中の、
4つの機能についてご紹介させていただきます。

1.Einstein(アインシュタイン)を使用した、コンテンツ作成がリリース!

Account Engagementでコンテンツを作成する際にEinsteinがアシストしてくれる機能になります。

Engagement

(※利用には、Account EngagementのAdvancedエディション以上のご契約が必要です。)

【利用中の注意】
利用するには「設定」から「有効化」をおこないます。

設定→Einstein 生成 AI→有効化

Engagement

Einsteinが使えるAccount Engagementのコンテンツ

※Lightningでの利用はできません。現在は「英語」のみ対応

  1. フォーム
    フォーム名やヘッダーフッターの作成
  2. ランディングページ
    ランディグページ名や説明、タイトルの作成
  3. Classicメール
    メール名や件名の作成

本格的な運用とはいきませんが、AIの活用が少しずつ進んできている印象です!
英語のみ対応ですが、プロンプトに「日本語で」と指示を書くと日本語で返答してくれるなど
日本語でも対応してくることもできるそうです!プロンプト次第で活用の幅が広がりそうですね!

参考サイト:「How Einstein Assistant for Account Engagement Work」
Account Engagement での Einstein を使用したコンテンツの生成
生成 AI を安全に使用して、コンテンツ作成プロセスを合理化します。Account Engagement の Einstein アシスタントを使用して、フォーム、ランディングページ、メールの件名、メール本文をすばやく作成します。

2.メールのエンゲージメントデータをData Cloudへインポート!

Data CloudにAccount Engagementのリストメールのエンゲージメントを連携できるようになります。
この設定でより細かいセグメントを作成することができるようになります。

「Spring’24」 Salesforceリリースノート おすすめアップデート機能3選!

【利用中の注意】
利用するにはData Cloudの「設定」から「有効化」をおこないます。

「Spring’24」 Salesforceリリースノート おすすめアップデート機能3選!

データ作成で「Account Engagement」を選択します。

「Spring’24」 Salesforceリリースノート おすすめアップデート機能3選!

Account Engagement のメールデータの Data Cloud へのインポート
メールエンゲージメントデータを使用して、Data Cloud でマーケティング活動をパーソナライズします。データをインポートするには、Data Cloud で Account Engagement コネクタを有効にし、メールエンゲージメントデータストリームを作成します。

この追加で、通常のセグメント(業種や役職など)にプラスして前回配信したメールの「このリンク」をクリックした人を抽出して、リストを作成することができるようになります。

3.第3のメールビルダーが登場!

Lightningビルダーが新しく追加されます。
(3月1日現在は、表示のみされている状況ですがまだ使えません。)

「Spring’24」 Salesforceリリースノート おすすめアップデート機能3選!

新しいビルダーでできること

新いコンポーネントが増える!
・6つの標準コンポーネントがアップデートされます。

メールの目的が選択できる!
・現在のLightningメールでは、「セールス」のメールしか送れないのですが、メール目的が選べるようになります。

Data Cloudの差込項目が利用可能になる!
・現在はCRM(リード・取引先責任者)の項目をメールに差し込むことが出来ますが
新いビルダーでは、Data Cloudの項目をメールに差し込むことが可能になります。

Account Engagement の最新のメール編集環境の使用
Account Engagement のメール操作環境の更新に備えて、新しいビルダーを試してください。Salesforce でメールコンテンツレコードを表示し、[ビルダーで編集] をクリックします。新しいメール操作環境を選択するか、既存のメール操作環境を引き続き使用します。この選択は、[ビルダーで編集] をクリックするたびに行います。

4.Account Engagement送信ドメインの更新について

2023年10月に「Google」と「Yahoo」からスパム対策の追加ガイドラインが発表されました。

対象

1つの送信ドメインから1日5,000件近くのメールをGoogle個人アドレス宛に送信する企業様

Account Engagementを利用する上で対応が必要な設定

DKIM設定

Account Engagementは「SPF」が必須で、「DKIM」は必須設定でなかったため、
まだDKIMを未設定の場合は、この機会にご設置をおすすめ致します。

Account Engagement設定→ドメイン管理→メール送信ドメイン→対象のドメインの「想定されるDNSエントリ」

「Spring’24」 Salesforceリリースノート おすすめアップデート機能3選!

上記で表示される「検証キー」を自社のネームサーバーに登録するという流れになります。

2024 年のメールプラットフォームの変更に備えた Account Engagement 送信ドメインの更新
Gmail と Yahoo は、2024 年にスパム防止方法を変更することを発表しました。メールがスパムフィルターによって排除されないようにするために、メール送信のベストプラクティスに合わせて、送信ドメインを検証済みの DomainKeys Identified Mail (DKIM) レコードで更新します。

4.その他のアップデート内容

Twitter コネクタの廃止
X (旧 Twitter) で API の利用規約が変更されたため、Account Engagement 用 Twitter コネクタは 2023 年 10 月 31 日以降、使用できなくなります。
Account Engagement API: 新規および変更された項目
Account Engagement API バージョン 5 の新規および更新されたオブジェクトでより多くのデータにアクセスできます。