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【重要】Salesforce 2026 セキュリティ強化ロードマップ&MFA完全対応マニュアルColumn

2026.08.27

【重要】Salesforce 2026 セキュリティ強化ロードマップ&MFA完全対応マニュアル
昨今のサイバー攻撃はかつてないスピードで巧妙化かつ深刻化しており、企業のデジタル資産を守る境界防御はもはや過去の遺物となりました。
 
 
2026年6月より、Salesforce Platform全体で認証プロセスの厳格化とデータ保護レイヤーの強制適用が開始されます。これに対応しない組織は、ログインの拒絶や重要操作のブロックに直面し、実質的な業務停止に追い込まれるリスクがあります。
 

昨今の巧妙化するサイバー攻撃から、社内の重要な顧客データや機密情報を守るため、Salesforceのセキュリティルールが大幅に厳格化されます。

 

ビズブーストでは、Salesforce運用に課題を持つ企業様に向けた無料相談を実施中です。 戦略の見直しから、具体的な運用改善提案までご支援いたします。お気軽にご相談ください。

 

対象者

すべてのSalesforceユーザー
(システム管理者、一般ユーザー、シングルサインオンをご利用の方など、全員が対象です。)

 

未対応リスクの評価

期限までに対応を完了しなかった場合、組織は以下のビジネスリスクを負うことになります。
 
  • ログインブロックの発生: MFA未設定のユーザー、または要件を満たさない認証手段を使用する特権ユーザーは、Salesforceへのアクセスがシステムによって機械的に遮断されます。
  • データガバナンスの崩壊: 異常検知時のステップアップ認証に対応できない場合、重要レポートの抽出が不可欠な業務プロセスが完全に停止します。
 

やること

ご自身のアカウントで以下のMFA(多要素認証)設定を完了させてください。

⚠️ MFAの設定が完了していない場合、Salesforceにログインできなくなりますので、
 期日までのご対応を必ずお願いいたします。

実施時期: 2026 年 6 月より順次開始
対象環境: Salesforce Core Platform (Sales Cloud、Service Cloud 等)


ユーザーのプロファイルによって対応が変わる

具体的な対応は、お持ちの権限によって異なります。

1. システム管理者・特権ユーザーの対応

組織の設定やデータを変更できる強い権限を持つため、より強固な「フィッシング耐性のあるMFA」が必須となります。

  • 使える認証方法: Touch ID、Face ID、Windows Helloなどの「生体認証(組み込み Authenticator)」、またはUSB型などの「物理的なセキュリティキー」。
  • 使えなくなる認証方法: Salesforce Authenticator、Google Authenticatorなどのスマホ用認証アプリは要件を満たさず、使用できなくなります
  • やること: 現在アプリでMFA認証をしている場合は、期日までに生体認証やセキュリティキーでの認証への切り替え(再設定)が必要です。


    準備が必要なユーザーの確認方法はこちら

2. 一般ユーザーの対応

これまでの「例外設定(MFA除外)」が機能しなくなり、例外なく全員に標準的なMFAが必須となります。

  • 使える認証方法: これまで通り、Salesforce Authenticator、Google Authenticatorなどのスマホ用認証アプリがそのまま使用できます(もちろん生体認証やセキュリティキーも使用可能です)。
  • やること: すでに何らかのMFA(認証アプリなど)を使ってログインしている方は、今のままで大丈夫です。まだMFAを設定せずにパスワードだけでログインしている方のみ、新規でアプリ等の登録が必要になります。

 


フィッシング耐性のある MFA の有効化と登録方法

システム管理者・特権ユーザーは、組織の設定やデータを変更できる強い権限を持つため、より強固な「フィッシング耐性のあるMFA」が必須となります。

 

<セキュリティキーを使用する場合>

[設定] > [ID 検証] を開き、以下の設定が有効化されていることを確認します。

「ユーザーが物理的なセキュリティキー (U2F または WebAuthn) を使用して ID を検証できるようにする」

ユーザーが U2F や WebAuthn などの物理的なセキュリティキー (パスキー) を使用して ID を検証できるようにする

 

[個人設定]>[高度なユーザーの詳細] を開きます。ない場合は、[個人情報] を選択します。

高度なユーザーの詳細

[セキュリティキー (U2F または WebAuthn)] 項目の横にある [登録] をクリックします。
※このオプションが表示されない場合は、有効化を先にする必要があります。
セキュリティキー (U2F または WebAuthn)の登録

セキュリティ上の理由で、アカウントにログインするように要求されます。

メッセージが出たら、セキュリティキーをコンピューターやモバイルデバイスの適切なポートに挿入します。ボタンがある場合は、ボタンを押します。

セキュリティキーは生体認証デバイスではありませんが、一部にはボタンが付いており、ユーザーがそのボタンに触れてデバイスを有効にする必要があります。

登録が成功したら、[続行] をクリックして確認メッセージを消します。

 

<組み込み Authenticator を使用する場合>

 

[設定] > [ID 検証] を開き、以下の設定が有効化されていることを確認します。

ユーザーが Touch ID や Windows Hello などの組み込み Authenticator を使用して ID を検証できるようにする

ユーザーが Touch ID や Windows Hello などの組み込み Authenticator (パスキー) を使用して ID を検証できるようにする

 

[個人設定]>[高度なユーザーの詳細] を開きます。ない場合は、[個人情報] を選択します。

高度なユーザーの詳細


 [組み込み Authenticator] を見つけ、[追加] をクリックします。
※このオプションが表示されない場合は、有効化を先にする必要があります。

組み込み Authenticator

 

セキュリティ上の理由で、再度ログインするか、ID を検証するように求められることがあります。Salesforce からのプロンプトが表示されたら、[登録] をクリックします。

ブラウザーからのプロンプトが表示されたら、組み込み Authenticator で以前に設定した識別子 (指紋、顔認証スキャン、PIN、パスワードなど) を入力します。
たとえば、Touch ID を登録する場合、指紋スキャナーを使用します。

組み込み Authenticator に名前を割り当てて保存します。




まとめ

未対応のリスク: Salesforceに一切ログインできなくなり、業務に支障が出ます。

期限直前はトラブルや問い合わせが集中する可能性があります。対象となるすべての皆様は、今すぐ設定の確認と対応をお願いいたします。

 

 


 

著者情報 青木 友香(あおき ともか)

ビズブースト株式会社 テクニカルディレクター 2022年よりSalesforceやHubSpotの導入支援に従事。戦略設計のディレクションから、実際のシステム構築・実装まで一気通貫で手がける「技術がわかるディレクター」として活躍。BtoBのリード獲得から営業連携までの仕組み化を牽引する。近年は最新AI「Agentforce」の検証にもいち早く着手。高度な技術力と進行管理力を活かし、一歩先の業務効率化を伴走支援する。