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【Salesforce関連ブログ】Account Engagement × Web広告の落とし穴に気づいていますか?Column

2026.08.12

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「Google広告やFacebook広告とAccount Engagementを連携しているのに、正確なデータが取得できない」
「広告のクリックは増えているのに、Account Engagementにリード情報が正しく記録されていない」
 
こんな状況に心当たりはありませんか?
この原因は、Account Engagementの「カスタムリダイレクト」にあるかもしれません。
 
しかし、これはAccount Engagementが悪いわけではありません。問題の本質は、Web広告の計測仕様とAccount Engagementの設定が噛み合っていないことにあります。適切な設定をしないと、Google広告のGCLIDやFacebook広告のクリック情報が消失し、広告の成果にも支障が出る可能性があります。
 
本記事では、Account EngagementとWeb広告を併用する際の「やってはいけない設定」と「正しい運用方法」について解説します。
 

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■目次

1. なぜカスタムリダイレクトが広告トラッキングを壊すのか?

2. Web広告のトラッキングが壊れることで発生する問題

3. 並行トラッキング(Parallel Tracking)とカスタムリダイレクトの相性が悪い理由

4. 正しい方法:「UTMをCookieに保存し、Account Engagementのフォームで取得」

5. Web広告のトラッキング、正しく設定されていますか?

6. まとめ

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1. なぜカスタムリダイレクトが広告トラッキングを壊すのか?

Account Engagementのカスタムリダイレクトとは?
Account Engagementのカスタムリダイレクトは、外部リンクのクリックを計測する機能ですが、広告のトラッキングには適していません。
 
 
よくある誤った設定(NGパターン)
  • Google広告のクリック先URLにカスタムリダイレクトを設定
広告クリックの流れ(NGパターン)
この設定を行うと、Google広告のgclid(クリックID)やUTMパラメータが消失してしまいます。
 
トラッキングが壊れる原因
  • リダイレクト時にGoogle広告のgclidが削除される
  • UTMパラメータが引き継がれず、どの広告から来たのか不明になる
  • Account EngagementのCookieがGoogle広告の計測と競合し、データが正しく取得できない
 

2. Web広告のトラッキングが壊れることで発生する問題

 
現在、Web広告業界ではAIを活用した最適化が進んでいます。広告のパフォーマンスを最大化するには、正確なデータを機械学習に提供することが不可欠です。しかし、カスタムリダイレクトをWeb広告のリンク先に使用すると、広告計測が正しく行われず、コンバージョンデータが欠落することがあります。
 
その結果、
  • CV数が減少
  • 広告の機械学習が悪化
  • 広告経由の売上が低下
また、リマーケティング用のCookieが正しく引き継がれず、リマーケティングの精度が低下し、広告の成果が落ちるケースもあります。
実際に、カスタムリダイレクトを広告URLに設定した企業では、CVの計測ができなくなり、例年より15%程度売上が減少した事例もあります。この問題は発覚しにくいため、注意が必要です。
 

3. 並行トラッキング(Parallel Tracking)とカスタムリダイレクトの相性が悪い理由

 
Web広告は並行トラッキングを導入しております。 並行トラッキングは、広告をクリックしたユーザーを素早くランディングページ(LP)へ遷移させるための仕組みです。
 
並行トラッキング: 広告クリック → 最終LP(直接遷移)
└(別のバックグラウンドでトラッキングURLを開く)
 
■並行トラッキングのイメージ図
平行トラッキングイメージ図
 

なぜAccount Engagementのカスタムリダイレクトと相性が悪いのか?

この仕組みでは、ユーザーがAccount EngagementのカスタムリダイレクトURLを経由しない可能性があり、GCLIDが正しく取得されないリスクがあります。
 

計測漏れが起こる主な原因

計測漏れが起こる主な原因

1. GTMや計測タグを埋め込めない
Account Engagementのカスタムリダイレクトは「ページ」ではなく、サーバーサイドのリダイレクト(301/302)。
そのため、GTMやGA4、Facebook Pixel、Google Adsタグなどの計測タグを設置できない。
計測タグが動作しないことで、広告プラットフォームへクリック情報を送れず、広告の最適化やコンバージョン計測に影響が出る。
 
2.ユーザーがリダイレクトを通過しない可能性がある
並行トラッキングは「最終ページURL」へ直接飛ばす仕様。
カスタムリダイレクトを広告のリンク先に設定しても、リダイレクトURLはバックグラウンド処理されるだけで、GCLIDが取得できないことがある。
 
3.異なるドメインとみなされてGCLIDが消えるリスク
異なるドメイン間のリダイレクトでGCLIDが失われることがある。
特に、ブラウザのプライバシー強化(ITP, ETP)により、異なるドメイン間のトラッキングがブロックされるリスクが高まっている。
 

4. 正しい方法:「UTMをCookieに保存し、Account Engagementのフォームで取得」

なぜこの方法が最適なのか?

  • 広告クリック後、LPにUTMパラメータがなくてもデータを保持できる
  • ユーザーが別のページを経由しても、Account Engagementのフォームで正確な広告経由データを取得可能
  • フォーム送信時にAccount Engagementのリードレコードに「どの広告をクリックしたか」を記録
  • Salesforceと連携すれば、広告経由の商談・成約データも分析できる

実装の流れ

  1. UTMパラメータを保持する仕組みを設定
  2. Account Engagementのフォームでデータを取得
  3. Account Engagementでリードデータを蓄積・分析
  4. Salesforceと連携し、広告ROIを測定
この設定により、広告の費用対効果を正確に分析し、マーケティングの最適化が可能になります。
 

5. Web広告のトラッキング、正しく設定されていますか?

 
今回の記事を読んで
 
「そもそも自社のWeb広告にUTMパラメータが適切に設定されているのか?」
 
と思われた方もいらっしゃると思います。
 
既に設定していても、utm_source だけでは不十分です。適切な広告運用を行うには、utm_medium、utm_campaign など複数のUTMパラメータを設定する必要があります。
 
UTMパラメータが正しく設定されていないと…
  • 広告のパフォーマンス分析ができない
  • 最適化の精度が低下する
UTMパラメータの設定は広告運用の基本ですが、それだけでは十分ではありません。
「あるひとつの要素」を追加するだけで、CV数が10〜20%向上するケースもあります。
 
あなたの広告運用は、本当に最適化されていますか?
 
もし課題を感じているなら、お気軽にお問い合わせください。
 

6.まとめ

•Web広告とAccount Engagementの連携で成果が出ていない場合、適切な設定を行うことで大きく改善できる
•広告のURLにUTMパラメータを設定し、Cookieで保存することで、トラッキングの精度を向上できる
•適切なデータを確保し、広告のROIを最適化することが重要
 
「Web広告のトラッキング精度に不安がある」「広告運用の最適化を進めたい」と感じたら、ぜひご相談ください。

 

著者情報 青木 友香(あおき ともか)

ビズブースト株式会社 テクニカルディレクター 2022年よりSalesforceやHubSpotの導入支援に従事。戦略設計のディレクションから、実際のシステム構築・実装まで一気通貫で手がける「技術がわかるディレクター」として活躍。BtoBのリード獲得から営業連携までの仕組み化を牽引する。近年は最新AI「Agentforce」の検証にもいち早く着手。高度な技術力と進行管理力を活かし、一歩先の業務効率化を伴走支援する。